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田舎暮らしの魅力を伝えながら

私は大学生や新婚生活の頃、東京での生活の魅力を十分に満喫してきました。子供が生まれてからは、横浜に家を持ち、生活をしていたこともあります。

生まれは静岡県、そして栃木県、徳島県での生活も経験しています。
だからこそ、都会の魅力も田舎の魅力も、両方知っています。

その上で、やっぱり今の時代、都会と田舎の2拠点生活という選択肢もあり
気軽に、手頃に、田舎暮らしを体験してみてほしいという願いがあります。

なぜなら、人間は自然から離れれば離れるほど、
精神的にも、肉体的にも、人間らしさが失われていくのではないかと考えるからです。

食べ物ひとつ、
人工的で不自然な製造過程を経れば経るほど、健康とは程遠いものになってしまうのは明らかです。

人間は本来自然の一部ですから、自然なくしては生きていけません。また自然を蔑ろにすれば、それは必ず私たちの生活に負の形で戻ってくることは、想像できます。

山の中に行き、新鮮で美味しい空気をいっぱいに吸い込んでみて、「気持ち悪い。嫌だ。」と思う人はいないはずです。花を見れば、美しいと思う。青い空や海の景色を見れば、清々しい気分になれる。そうやって自然はいつも、私たちのそばにいて、生活を潤してくれています。

ところで今、食糧危機が叫ばれ始めています。
東京大学の鈴木宣弘教授が、著書「世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るのか」講談社+α新書出版 の中で、日本の食糧事情の脆さについて数字を使ってわかりやすく説明しています。異常気象、原油高騰、ウクライナ戦争で穀物欠乏、泥沼の値上げ地獄、円安でますます買い負け、日本人の6割が餓死するこの国家的危機を防ぐには、何が必要なのか。。

国が、私たち一般市民の健康や生活を守ってくれるわけではない。
それに気づいて、私は11年前に日本を離れる決意をしました。当時よりも状況はさらに悪化、一旦有事が起きて海外からの流通がストップしたら、日本にいる人たちは忽ち、飢える運命にあるのだそうです。

考えただけでも、ゾッとします。
私が神奈川県西部で出会った人たちの中には、独自のコミュニティーを作りながら、農業を始められた方々がいました。農業に新しく参入される方々は、収入的なリスク回避のために兼業農家が主流のようです。

食べ物がなければ、人間は生きていけません。
食料が身近にあり、食料を生産できる土地がある田舎町は、時代の変化と共に注目されていくことになるでしょう。何か事が起きてからでは、間に合いません。

そこで、ささやかながら、神奈川県足柄上郡山北町に拠点を持った者として
特に首都圏の若者が、都会と行き来をしながら田舎を身近に感じてもらえる方法はないものかと、思案していました。今日は一日中、そのことを考えて具体案をまとめていました。

明日、実際にその案を地元のある方に見ていただこうと、娘に託しました。
また明日は、結婚式をプランニングしている会社とのオンラインでの打ち合わせを私は予定しています。

可能性を探りながら、何か良い方向で形にしていければと考えています。
それらの経過や実現は、またこのブログ上でお伝えしていきたいと思います。