神棚のお掃除をしてスッキリしました
山北町の家には、玄関を入ってすぐの洋間に神棚があります。田舎のおばあちゃんの家です。
私は神棚に手を合わせる習慣がありません。また、神棚と一緒にお札を飾ることもないので、昔の田舎の風習のことをほとんど知りません。
なぜ、今回神棚のお掃除をしたのか。それは、新しく入った432hzのグランドピアノの上に神棚があって、地震でピアノの上に落ちてきたら大変だと思ったからです。神棚をお掃除して、強力なテープで固定しました。
目次:
1. 神棚とは、何でしょう
一般家庭にあり、神道の神様を祀っているのが神棚です。お宮と棚があります。家族全員が、平穏に毎日を過ごすことができるように見守ってくれています。一般的には、家内安全、商売繁盛、子孫繁栄などを願うのでしょう。
前の家の持ち主からそのまま引き継いだ、神棚です。
棚から下ろして、埃を綺麗に拭いてみました。左手の大きな方のお宮の扉を開けても、何も入っていません。神道の神様なので、天照大神が祀られているのでしょう。そもそも神様は目に見えるものではありませんから、何もなくて当然です。
次に、右手の小さなお宮の中を、ちょっと覗いてみました。
この形から連想されるのは、おそらく七福神。
お宮の上の方に、打ち出の小槌があります。また、大きな袋を背負っていることから、大黒天。もう一人もお腹が大きくて袋を持っているので、布袋尊。
お二人ともふくよかで、福々しい。豊かに富み栄える雰囲気が漂っています。
2. 神棚がある場所
神様を祀る場所ですから、家のどこにでも置いて良いわけではありません。この家の神棚は、正面が南向きにあります。太陽が朝昇り始めて、お昼に一番高くまで昇るまで、見えるような位置にあります。太陽が昇るのは縁起が良く、運気が上がることに繋がります。
また、不浄とされるトイレと背中合わせになるのも、神様に失礼なのだそうです。
廊下を挟んで、ピッタリとトイレと重ならないような場所に、この家の神棚はあります。しっかりとタブーを避けて設置されているようです。
さらに、日本の昔の家には神棚とお仏壇の両方があることがあります。
お仏壇はさすがに元の持ち主の方にお引き取りいただきましたが、元々お仏壇と神棚は別々の部屋にありました。また、拝む方向も同じです。神棚を拝んでいる時に、仏壇にお尻が向かないように、またその逆も然りです。
3. 神様は清潔好き
神様が、埃だらけの汚い場所がお好きなはずがありません。神棚は、こまめに清掃をして清潔に保つことが大切です。
今回は新しいグランドピアノがきっかけで、神棚を清掃することができました。きっかけがなければ、このまま神棚を無視していたことでしょう。
神棚とグランドピアノ。
なんだか和と洋のちょっとミスマッチな組み合わせですけれど、これから心豊かな場所として大活躍してくれそうな予感がしています。
グランドピアノには補助キャスターがついているので、小さなコンサート開催の時には移動させて、家全体にピアノの音が響き渡るようにできます。
私はどの宗教にも入っていませんが、神様(創造主)のことはいつも心の中で想っています。神棚に向かって手を合わせることはしませんが、神棚を見るたびにそっと、感謝の意をお伝えしようと思います。
神様あっての、私たち人間。
それを描いた画家がいなければ、絵画が存在しないように、創造した神様がいなければ、私たちは存在できません。
今回はお掃除できて、本当にスッキリしました。これからも、私たちを見守っていてくださいね。