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自律神経が乱れる原因と対処法

目次:

  1. 自律神経とは何か
    1-1. 自律神経の意味
    1-2.生命エネルギーのための神経
  2. 自律神経は、なぜ乱れるのか
    2-1. 人間の意識や感情による乱れ
    2-2. 自然と連動する、自律神経の乱れ
    2-3. 自律神経の乱れの原因
  3. ストレスによって、なぜ病気になるのか
    3-1. ストレスによる自律神経の働き
    3-2. 意識のエネルギーとは
    3-3. 意識エネルギーと生命エネルギー
    3-4. 意識呼吸
  4. 自律神経の乱れへの対処法

自律神経が乱れると、様々な体の不調が起きると言われています。なぜ、自律神経が乱れるのでしょうか。そしてどうすればその乱れを防ぐことができるのでしょうか。

1. 自律神経とは何か

1-1. 自律神経の意味

心臓や胃、腸などを、自分の意思に関係なく、ずっと休むことなく、生命を維持させるために自律神経は働いています。

自律神経とは、その字の通りに、体が自律的に働く神経だと言われています。自律的にというのは、他からの支配や制約を受けずに、という意味です。

人間の意思に関係なく働くのですから、自律神経は、人間の意思が支配している神経、という意味ではありません。

では、自律神経は誰が支配しているのでしょうか。自ら律している神経、この世のすべてを動かしているエネルギー自らが律している(統制、管理している)神経です。この自らというのは、神、自らです。創造主とも言います。

1-2. 生命エネルギーのための神経

神が自ら支配している、神の経(みち)、それが自律神経という言葉の意味です。この世のすべてを動かしているこのエネルギーのことを、命のエネルギー、または生命エネルギーと呼びます。

生命エネルギーがなければ、心臓も動きません。人間を創造した存在なくして、人間は存在しません。それを否定するのは、絵を見て、絵を描いた人なんていない、と言っているようなものです。なのにこう言う話をすると宗教だと思われ、科学的ではないと一蹴され、もちろん学校でこんなことは習いません。

心臓は、誰が動かしているのですか?
人間は自分で心臓を動かすことさえできないのに、自分が生きていると考えています。人間は自ら生きているのではなく、生かされているのですね。

心臓を動かしている生命エネルギーが、どこからどのように来て働いているのか。それを科学的に証明しようとする人がいません。ですから勝手に自分が生きていると、みんなそう信じ込んでいるだけです。

神は、宗教の特別な存在でもありません。誰一人例外なく、みんなに等しく、神のエネルギーが与えられています。それを証拠に、神経と言うではありませんか。自律神経とは、そのような存在です。

2. 自律神経は、なぜ乱れるのか

2-1. 人間の意識や感情による乱れ

これは余談になりますが、自律神経を司るエネルギーがなければ人間は生きることができません。ですから、人間の脳という物体自体が、何かを生み出したり考えたりしているのではありませんね。

さて本題に戻ります。自律神経は意思に関係なく働くとは言いますが、私たちがコントロールしている一面もあります。緊張すれば、ドキドキと心拍数が上がり、いつもは意識しなくても出てくれている唾液は少なくなり、喉が渇きます。心配すれば食欲がなくなったり、胃が痛くなります。

図のように、自律神経には交感神経と副交感神経があります。それらは私たちの意識によって交感神経側に傾いたり、副交感神経側に傾いたりします。

2-2. 自然と連動する、自律神経の乱れ

交感神経は、日中の活動的な時に優位になり、反対に夜の休息している時には副交感神経が優位になります。人間が活動する時には、体が活動体勢に入る必要があります。上の図のように、気分を緊張、興奮させて血圧も上げ、活動できる状態に自然になるように、働きます。そしていつまでも活動体勢でいるわけにはいきません。ですから、休息時には体も気分も休まるように、副交感神経が活発になって休むように働いてくれます。

このように、人間の体は実に上手くできているのです。

しかし、このような人間の自然に連動した交感神経と副交感神経のバランスを、自ら壊すことができます。例えば、人間は本来、太陽が出ている日中に活動するようにできています。しかし、それに反して夜に活動することによって、自律神経を乱すことができます。

2-3. 自律神経の乱れの原因

夜は早めに睡眠をとる必要があるのに、それをしない。また、人間は歩くようにできているのに、あまり歩くことをしない。人間は自然の摂理の中で育まれた、生命エネルギーが凝縮されたものを食べれば、健康を持続的に維持することができます。しかし、その生命エネルギー(栄養)を吸収する必要があるのに、それをしない。

現代社会は食べ物自体の生命エネルギーが低下しているので、十分なエネルギーが補給しにくい状況にあります。また、朝は太陽を浴びて起きるようにできているのに、それをしない。

すべて、本来人間が生きていくために、理にかなった自律神経の働きがあるにも関わらず、それを乱してしまっているのです。

人間の体は、本来完璧です。自然の仕組みも、すべて完璧です。それらを不完全なものにしてしまっているのは、私たち人間です。

3. ストレスによって、なぜ病気になるのか

3-1. ストレスによる自律神経の働き

私はよく、ストレスによって頭痛がしたり、胃が痛くなったりしました。学生の頃はテスト前には緊張して、胃腸炎気味になり、終わるとすぐに治りました。ズキン、ズキンと、激しい頭痛が続くので心配になって病院に行くと、筋収縮性頭痛だと言われました。

自分の心の状態と、実にピッタリと症状が連動するのです。ストレスによって病気になることは常識ですが、なぜそうなるのでしょうか。

ストレスによって、自律神経の交感神経が持続的に優位になります。血圧の上昇や筋肉の緊張、血管の収縮状態が続いたり、消化器の機能が抑制されて炎症が起きたりして、様々な身体的不調を引き起こします。

日中の活動の中での交感神経の正常な働きが、バランスを崩した結果です。

自律神経は緊張すれば心拍数に影響するように、私たちの感情や意識にも反応します。前述したように、自律神経という、生命エネルギーによって支配され働いているようなものが、なぜ人間の感情や意識によって動かされてしまうのでしょうか。

それは、人間の意識はエネルギーという力を持っているからです。

3-2. 意識のエネルギーとは

私たちは、意識によって行動します。あれを取ってこよう、と意識して体を動かして取りに行きます。あれを食べよう、と思い(意識して)、そうします。本来、体は勝手に動きません。スポーツのように無意識的に何かができる、というような習慣的に体が覚えていて体が動くこともあります。
しかし、これはスポーツをしているという条件下のことです。何もしていない状態で、何も思うことなく、いきなり体がスポーツをしている時のような動きをしてしまう、ということはありません。

行動の原動力は、意識です。意識は、エネルギーです。

3-3. 意識エネルギーと生命エネルギー

人間は一瞬でも、何も意識をしないでいることはできません。意識を止めることが、できません。ぼーっとしながらも、何かを考えて意識しています。

ですから、心配事や嫌なことを常に考えて意識してしまうと、その意識のエネルギーが体に不調を引き起こす結果を生み出します。本来完璧なはずの肉体を、破壊の方向へ導いてしまうほどのエネルギーがあります。

人間の意識はエネルギーとして、宇宙を司る生命エネルギーのように、自律神経に働きかけます。心臓の心拍数を早くしようと意識して、そうなるわけではありません。悲しいとき、涙を出すことを意識していないのに、涙が出てくる。

意識によって、そうなれと意識したわけではないのに、体はそのように反応する。心配や憎しみ、怒りなど、負の感情ばかり持つと、なぜ、病気になっていくのか。病気になれと意識したわけではないのに、結果的に病気になる。

それは意識が、本来の生命エネルギー状態を、弱めてしまうからなのです。

3-4. 意識と呼吸

意識的に心臓の脈拍数をコントロールすることは難しいですが、呼吸は意識して動かすこともできます。それは、素晴らしい仕組みだと思います。呼吸が生命エネルギーの支配下にしかなかったら、空気が必要な時に自分で取り込めなくなります。犬や猫は、意識的に深呼吸なんて、できません。

それに、もし自律神経が人間の意識や感情にも影響されないようなものだったら、どうでしょう。ひとつのエネルギーだけで動かされている、単なる操り人形のように生かされているような存在に、なっていたのかもしれません。

私たちは意識というエネルギーを、ひとりひとり使えるように、自由を与えられています。いくら自由だからと言って、自分や周囲を破壊するような使い方をしていては、もったいないではありませんか。

4. 自律神経の乱れへの対処法

  1. 一番大切なのは、自然のリズムに合わせた生活習慣を心がけることです。そして、人間が人間らしく生活するために、人間が本来与えられている身体的な機能を、自然に則して使ってあげることです。
    さらに、自然の恵み、生命エネルギーが十分に入っている食材を選ぶことが大切です。
  2. 最も簡単な方法は、深呼吸をすることです。呼吸は意識的に自律神経を調整できる、大変ありがたいものです。副交感神経を刺激して、リラックス効果が期待できます。嫌なことも、一緒に吐き出してしまいましょう。
  3. 自律神経は、私たちの感情や意識にも影響されます。人間の意識はエネルギーなので、感情や意識の使い方によって本来の正常なエネルギー状態を、弱めてしまいます。

心配、怒り、嫉妬、悲しみ、恨み、苦しみ、攻撃など負の感情を、意識してコントロールしましょう。自分を責めることも、良くありません。

人間は肉体を持っているエネルギー体、意識体です。感情や意識によって自律神経は乱れ、肉体に病気まで作り出します。

意識や感情をコントロールしながら意識をどのように使っていくか、それが私たちの課題です。