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ごあいさつ

真瑠 (Maru)

1971年静岡県⽣まれ。

「⻝はすべての健康に通じる、だから、⼝の中の健康が⼤切。」⼩さな頃から⻝べることが⼤好きだった私は、⻭科医師になりました。

出産後の自身の体調不良から、⼤学で学んできた理論への限界を感じ、波動医学を学び⻭科治療に応⽤しながら全身的な治療ができる⻭科医師として開業を⽬指していました。

2011年3⽉をきっかけに、⼦育てに専念する道を選ぶことになります。⼦育ての環境を求めて2013年にニュージーランドに移住。

海外からの視点で⽇本を再認識できたことの意義は⼤きく、⽇本の潜在的な可能性を実感して現在に⾄ります。

「和の学び」は、⽇本⼈でありながら⽇本のことをあまり知らない私⾃身の、学びでもあります。先⼈たちが築き上げてきた⽂化、芸術、智恵に敬意を表しながら、それらを知り、体験しながら、学びを深めていきたいと思います。

和の学び」の趣旨

和(わ)とは、調和や平和を意味する言葉。
人々が互いに協力し、共に生きることを示す概念であり、
対立や争いを避け、共存共栄を目指す姿勢を表す。

和は、日本文化の根底に流れる価値観であり、
日本人の行動や思考に深く影響を与えている。

実用日本語表現辞典より

和=日本 日本という国は本来、和の精神そのものということです。

これから私たちは、どのような未来を創造していけばいいのでしょう。
効率やスピード、便利、快適さを追い求め
大量生産、大量消費、大量廃棄が当たり前になり

新しいものばかりを求めて飽きては捨てる、ことの繰り返し。私たちは、感情と欲望が渦巻く社会に、生きています。

時代の流れという時計のネジを、少しだけ戻して立ち止まってみて
外からの情報ばかりを鵜呑みにして、機械のように生きるのを止めてみたら
今までとは違った世界が、見えてくるかもしません。

古いものを大切にし、今あるものを大切にし、自然を大切にし、
まずは、自分の身近にいる人たちを大切にし、時間を大切にして、

自分の時間を、じっくりと、時間をかけて楽しむ。
心穏やかに、ひとつひとつ丁寧に、心を尽くして、自分自身を、生きてみる。

コロナをきっかけに、人と人との触れ合いも、
芸術に直に触れて感動を分かち合うことも、少なくなりました。

一見便利な機械ばかりに囲まれ、人間関係や自然との関係が希薄になる生活を
私たちは本当に望んでいるのでしょうか。

このような時だからこそ、
本当の豊かさとは何か、
自然とは何か、
本当の自分とは何なのか、
そしてこの時代に生かされていることの意味を、問いてみたいと思うのです。

和という字は、和む (なごむ)、和らぐ (やわらぐ) など
張り詰めた気持ちが穏やかになって和む、という意味にも使われています。

また和には足す、という意味もあります。
二つ以上のものを足したら、人も国も争い事ばかり起こしてしまうイメージがありますが、本来は混ぜ合わせたら「和」にならなければおかしいのですね。

私たち日本人は何万年の昔から、和を大切に、
自然と共に生きながら、体験や経験、また直感によって、智恵を得てきました。
自然と共に暮らしながら、自然を愛で、その美しさを表現してきました。

四季折々の豊かな自然の中で、文化、伝統、芸術、また経済も発展させてきました。日本人の繊細で洗練された表現力は、日本という場所と長い歴史という時間の中で育まれたものだと思います。

ひとりひとりが穏やかな心の状態「和」を取り戻しながら
脈々と私たちに受け継がれている見えない想い「和」の学びを通して、
日々の生活の中で

この文明社会に明るい光をもたらす、一つのきっかけになれればと

願っています。

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